着物姿を美しく保つための「立ち居振る舞い」と「着崩れ対策」
七五三、お宮参りで連日お着物の着付け三昧を過ごしております!
今年は昨年よりママの着付けが多いのですがそれ以上にパパが着物を着る方が多くいるのが特徴です。
日本の伝統美を象徴する「着物」。
その凛とした姿は、立ち姿や仕草ひとつで印象が大きく変わります。
せっかく美しく着付けても、着慣れない着物なので動き方次第で着崩れてしまうことも。
ここでは、着物姿を美しく保つための所作や、着崩れしやすいポイント、そして簡単な直し方を紹介します。

着物姿を美しく保つための所作とは?
着物は「ゆっくり・小さく・丁寧に」が基本。
歩くときは大股を避け、膝を軽く曲げながら小さな歩幅で進むのがコツ。
裾が乱れず、帯も安定します。
座るときは、背筋を伸ばして浅めに腰掛けます。
先に手で裾を軽く持ち上げて座るとシワがつきにくく、帯の形も崩れません。
物を取るときは、腰から折るのではなく、膝を曲げてしゃがむようにしましょう。
背中を丸めると帯が緩む原因になります。
動作をひとつひとつ丁寧に行うことで、着姿の美しさが保たれます。
着物でのトイレの仕方の動画があるので下記をご覧ください。
訪問着の帯は後ろがハネ上がってしまうので最後に帯をおろしてくださいね。
特に着崩れしやすい3つのポイント

着物で特に崩れやすいのは、以下の3か所。
1. 衿元:動いているうちに衿が開いてしまいがち。特に首の後ろの抜き加減に注意が必要です。
2. 帯まわり:座ったり立ったりを繰り返すと、帯がゆるんでしまうことがあります。
3. 脇:お子さんを抱っこしたりで腕を高く上げてしまうと脇周りの着物がだぶつく事になります。
着崩れの簡単な直し方
外出先で着崩れてしまったときも、焦らずに。
衿元が開いたときは、帯の下に手を入れ、下前(左側)の衣紋を軽く引いて整えます。その後、上前(右側)を重ね直しましょう。
帯がゆるんだときは、帯の下線を軽く持ち上げながら、背中側で少し締めるように整えます。
裾が上がったときは、両手で左右の裾を軽く引き下げ、裾線を床と平行に戻すときれいに見えます。
ポケットティッシュや小さなクリップを帯の内側に忍ばせておくと、応急処置にも便利です。
着物姿を美しく見せるポイントは、「姿勢」と「丁寧な動作」。
所作が整っているだけで、着物の魅力はぐっと引き立ちます。
是非、参考にしてみてくださいね!
